調べ物をしていたら、とんでもない創作漫画がありました。


私にとってはかなり過激で、「ケツイキ」なんて言葉をはじめて知りました。新出単語です。
姫が人体の構造を熟知していて、「青いおちんちん」だとか、ケツイキの意味を知っているアルフレドにびっくりしました。ボルゴ横丁の天使から、「べろチュー」などの単語が飛び出すとは、考えたこともありません。

これに比べたら、「ミカエルの煙突」なんて表現、なんてことありませんね。

下ネタ描写はさておき、病気を装いつつ純情な男の子の気持ちを弄ぶ、ちょっと腹黒い姫はツボです。

ここまでぶっ飛んだネタをかましているのをみて、

「こんなことを書いたら公式に…」
「ガチファンからなにか言われないかな…」
「このネタは恥ずかしいな…」

などと、考えていた自分が、あまりにちっぽけで情けなく感じました。

おかげで吹っ切れました。お蔵入りやボツにしてしまった脳内企画を掘り起こしていきたいと思います。※下ネタは無いので安心してください。


さて。

W姫対談!「ジョルジョやロミオと結ばれなかった件について」


前回からの続きです。


―お二人共、ジョルジョ(ロミオ)さんと結ばれませんでしたが…?

原作アンジェレッタ(以下、原)「それを聞くかー…」

アニメのアンジェレッタ(以下、ア)「もう、だいぶ昔の話よ…」

原「最後はビアンカとね。距離もあるし、何と言っても親友アルフレドの遺言だからね。重いわよ。いろいろと。あ、そうだ!私、ちょっとあんたに言いたいことがあったのよ!」

ア「え?一体何?」

原「あんたは、貴族の娘って設定でしょ?最後は伯爵夫人のお祖母様と和解して、実の孫娘として貴族になった。治療のためにパリに行って元気にもなった。生活も一気に豊かになった。学校にも行った。そうでしょ?」

ア「そうだけど…」

原「私が言いたいのは、どうして、お祖母様にジョルジョを引き取るようにお願いしなかったのかってことよ」

ア「!?その考えは無かったわ…。確かにお願いすれば良かったのかもしれない。でも、お祖母様はお父様と平民の娘でもあるお母様との結婚に反対されたのよ。ロミオを引き取ってほしいなんて言ってもきっと聞きいれて下さらなかったと思うわ」



原「いいえ。アニメを見た限りでは、お祖母様はあなたにぞっこんよ。10年以上ほっぽりっぱなしだった実の孫娘の頼みごとよ?聞いてくれるはずよ!あの時、あんたが頑張ってお祖母様に頼み込んでいたら…ジョルジョの運命も変わったはずよ!」

ア「でも、ロミオは貴族じゃないし、結婚するなんて言ったら、お祖母様に怒られそうだし…」

原「(なんで、その時結婚する気になっていたのよ^^;)そこよ!貴族じゃないから良いのよ!『信頼できて、仕事のできる下僕をお供に連れていきたいの!煙突掃除もできるし、炊事洗濯全部できるの!お願い!おばあさま!』って頼めばよかったのよ」

ア「…!もっと早く…知りたかったわ…思いも寄らなかったアイデア…」


原「いきなり結婚とか彼氏みたいな話で切り出すと、ややこしいことになるからね。回りの面倒を見てくれる召使い扱いで引き取らせるの。イザベラ様だったら2つ返事で引き受けるでしょう。で、その後は、召使いとの禁断の恋…」

ア「そうしたら、毎日ロミオと一緒に学校に行けたのにね。放課後は一緒に帰って、途中でお菓子を食べたり…妄想が膨らむわ…」

原「中高生の恋愛は、まずは放課後一緒に帰るところから始めなくちゃね。私があんたの立場だったら、間違いなくジョルジョと一緒に暮らしてた。『黒い兄弟』を全員養うか、仕事を紹介してあげたでしょうし。『黒い兄弟』の物語ももう少しばかり薄い本になっていたかもしれない」

ア「ロミオを引き取って、めでたしめでたし…で終わらせちゃうの(笑?」

原「それもいいわね。シンデレラの逆バージョンで、当時ではレアだった逆玉の輿で終わらせてもいいじゃない?薄い本にしないで、ジョルジョとのイチャイチャシーンで水増しして上中下巻の3部構成にしてもいいわね」

ア「ああ・・・後悔してやまないわ…。パリに旅立ったあの日、ロミオを連れて行っていれば…。でも、私とロミオが一緒になってしまったら、ビアンカはどうするの?」

原「そこは多分…大丈夫よ。カセラ教授にはロレンツォっていう、ジョルジョと同い年くらいの息子さんが居てね。何となく外見と雰囲気がアルフレドに少し似ているのよ。だから、ロレンツォとビアンカはくっつくと思うわ。雰囲気フレドだしお似合いね」

ア「カセラ教授にお子さんが居たなんて、知らなかったわ…」

原「そうね。アニメではその描写はなかったものね。息子どころか、メイドのピアさんとこれからって感じだったし…。もしかしたら、ミラノの現地妻だったのかもしれないわね」

ア「現地妻って^^;それより、私がロミオを引き取ってしまったら、そもそもアルフレドとビアンカの名誉回復はできず、最終的には幸せになれなかったんじゃない?」

原「多分大丈夫よ。アニメであなたとロミオがパリに行ってしまったとしても、『大公様の晩餐会』にイザベラ様が出席されたでしょうし、ロミオがアルフレド会いたさに従者として名乗りをあげたはず。狼団との和解はロミオがいなくてもニキータやアントニオが奔走してくれたと思うわ。カセラ教授がビアンカを引き取って、ロレンツォと…という流れね」

ア「よく考えるわね…私も想像力がある方だけど、あなたは私以上ね」

原「あんたは自分次第で、ロミオの運命を変えられたのよ。まあ、でも、当時11歳になったばかりの初心なあなたには思いもよらなかったし、無理ってものね。
それでも、全体的にもうちょっと強引に行くべきだったわね。他人の幸せもいいけど、自分の幸せも考えなくちゃ。私は割りと自分本位なところがあるから。ジョルジョが狼団と決闘をする日、私が高熱を出しちゃったの。それでもジョルジョが決闘に行こうとするから、『そばに居て』ってお願いしたこともあった。それでも、決闘に行っちゃったけどね。」

ア「決闘に行っちゃったのね。ロミオも行ったけど、私は止めたりしなかったわ」

原「ジョルジョはああ見えて、結構口が上手いのよ。惚れた男に「待ってろ!」って言われたら、聞き分けよくなっちゃうじゃない…。アニメのあんたは素晴らしかったわ。まさか一晩中ずっと彼のとなりに寄り添って上げたなんて…。私とは真逆ね」

ア「うん…(思い出してる)」

原「あの時、ロミオに十字架をかけていたけど、キスしてたわよね?してたように見えたけど?」


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ア「してない!してな…」

司会「長くなりましたので、この辺で!」


続…く?