「ロミオの青い空」の原作はリザ・テツナーの「黒い兄弟」。ロミ空の主要人物であるアンジェレッタやアルフレドは、貴族という設定ですが、原作ではアルフレドはただのお金持ちでスイス人。アンジェレッタは一般庶民です。ロミ空では貴族の出自を軸に物語が進んでいく場面もありました。
リザ・テツナーが知ったら、どう思われるのか気になります。

原作を思い切り改変して良かったなと思う作品もあります。
私の中での代表格が「私のあしながおじさん」です。手紙のやり取りというか、ジュディの一方的な手紙の発信で物語が始まり終わっていく話なのに、アニメではとってもドラマティックに描いてくれました。ガッツリ恋愛仕立てだったのもいいのよね…。ジュディのみならず、ジュリアの成長を見られたり。脇を固めるキャラクターたちの存在感の強さ。モブを除くとみんな光っているんですよ。

アニメに関しては、基本原作準拠、アニオリが時折入るくらいがちょうどよいのかもしれませんね。

原作「黒い兄弟」とロミオの青い空を交互に振り返る

私は「ロミオの青い空」とその原作である「黒い兄弟」が大好きです。2年前にロミオの青い空と再会し視聴。どっぷりハマりました。原作とアニメあまりどちらが好きかという比較はしたくないのですが、あえて言いますと最近では原作の方が若干好きです。



アンジェレッタ姫に関しては、「アンジェレッタ・ロッシ101:アンジェレッタ・モントバーニロ100」となっています。両方とも大好きなんですけどね。どちらかというとです。
  • ファン歴も浅い
  • マニアックなことは知らない(ゲームのロミ空クイズ的なもの)
  • 脚本集も読んでいない
こんな私が言うのもなんですが、私は黒い兄弟ファンの中でも最強の部類に入ります。ここだけはイキらせてください。

ロミ空を見て、原作を読むとよりロミ空が好きになる。
原作を読んで、ロミ空を見るとより原作が好きになる。

相乗効果で、より一層アニメ、原作への愛が強まっていく。

小説に登場するアンジェレッタ・ロッシの姿をアンジェレッタ・モントバーニに重ね合わせながら読むとより魅力が引き立ちます。

モントバーニの姿で、ジョルジョに甘えたり「私が病気で苦しんでいるんだから、そばにいてよ!」的なシーンを見てみたい。シトロンを酒瓶でぶん殴ったあと、ワインまみれで帰宅したジョルジョの匂いを嗅いでいるシーンもよし。エッダがアンジェレッタの部屋でジョルジョの布団を敷いた時、「もっとこっち!私の方へ向けてよ!」と言っていた姿を想像しながら読むととっても面白いです。

また、逆にアニメのアンジェレッタが、ロミオに駄々をこねたり、ロミオに文字を教える時にはしゃぎまくる姿も見てみたい。原作並みの甘えとはしゃぎっぷりを「ロミ空」で見せられたら、今以上に人気があったと思うのですよ。

原作のジョルジョが敵と対峙した際の「ジョルジョスカウター」を、ロミ空でも見たい。
「胸板は薄いな…弱そうだ」
「強いかな…そんなことはなさそうだ」

アンジェレッタはともかく、ジョルジョ、アルフレド他黒い兄弟達をアニメのビジュアルに重ねるのは、自分の中で無理があります。基本的に原作のほうが2,3歳年上ですし、みんなイカツイですから^^13歳、14歳くらいのティーンエイジャーもいるので、淡い恋愛も良いかなと。

狼団はどうかというと

原作のジョバンニはアニメほどイケメンではないはず。あばただらけとのことですからね。まあ、あばたがあってもイケメンはいますが。アニメほど強くもなく、カリスマもない、割とコスいのも返って魅力的です。

だから、原作のジョバンニの姿とアニメのジョバンニを重ねながら読むと面白いです。前口上だけ述べて後ろに引っ込んだり、ダンテにむこうずねを蹴飛ばされて苦しむ姿とか^^;

犬に噛まれて身動きが取れなくなったダンテを、ジョバンニとファウスティーノが介抱して、警察から匿う緊張のシーンとか。アニメでやってくれたら、これだけで2話分使えそう。原作準拠のアニメ版を作ってくれたらなあ。セリフから暴力シーンまでそのまま再現。深夜枠でも良い。

ロミ空、原作のキャラの比較

ざっとこんな感じです。

kyaagarasai

7勝4敗で原作チームの勝ちです。

好きなキャラの数値を100。ファウスティーノの点数が極端に低いですが、嫌いだからというわけではありません。原作のファウスティーノが良すぎるのです。

とは言え。

物語全体としては、アニメ版の方が遥かに波乱含みであり、アルフレドの立派な志、ロミオとアルフレドの熱い友情。アンジェレッタ姫が決死の覚悟で実祖母に会いに行ったこと。氷の伯爵夫人の氷を見事に溶かしてくれたロミオ始め黒い兄弟たちの家族への熱い想い。人助けをしたりと世界名作劇場らしい展開でした。

アニメと原作どちらが好きかと聞かれたら、多くの人は十中八九アニメと答えるはずです。

原作を当たろうぜ!


ロミ空に限らず、他の世界名作劇場についても同じことです。
私は、ネット等でアニメを見る機会がない作品については、まずは原作に当たってきました。どうしても原作の方が気になってしまうからです。

「若草物語」の原作を読んだあと、アニメを見たら、より一層原作が愛しくなりました。アニメ→原作→アニメ→原作…この相乗効果により、作品への愛は深まるばかりです。